実は、人件費経費が大きく関わってきます。法律で定められた基準による当施設の職員数は、35名、それに対して、実際雇用している職員数は、49名となっています。それだけ雇用しないと子どもたちの安全と安心が確保できないからですが、措置費収入として計算されるのは、もちろん法律で定められた人数で支弁されます。(加算事業申請もあります。)横浜市の場合、法外費と言う名目で、人件費の加算をしてくれるので経費的に助かっていますが、それでも数百万円不足していることになります。その不足分を、事務費や事業費(子どもたちに使う経費)の節約で補っているのが現状です。この様な理由から、寄附金収入があると、節約している事業費の部分で活用できることになります。
 また、当園ホームページのトップの、「寄付金明細表公開版」をクリックしていただけると分かりますが、寄附金明細を公開するようにしています。確実に寄附金は、施設会計に組み込まれ、それは、確実に子どもたちの役に立っています。
 私たちは、マンション型の5LDKの間取りで6名の子どもたちを男女混合縦割りの構成で育てています。可能な限り家庭に近い生活環境を平成22年度に整えました。子どもたちの為であれば、借金が大きくなっても良い環境を作るとの信念で、本当に良い生活環境ができあがりました。借金返済も経営上、大変な負担ですが、「何とかなるさ」と思っています。