【熊本地震】国際協力NGOわかちあいプロジェクトの緊急支援 募金による協力を

一般社団法人 わかちあいプロジェクト 2016年4月27日

国際協力NGOわかちあいプロジェクト(一般社団法人、住所:東京都江東区、代表:松木傑)は、熊本地震緊急支援を開始し、活動に賛同し支えてくださる方々へ、募金の協力を呼びかけしています。集まった寄付金により、避難生活を送っている人々が最も必要とする支援を、継続的に実施していきます。
2016年4月14日以降に発生した、熊本県を震源とする地震により被災された皆様、ご家族、ならびにご関係者の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
わかちあいプロジェクトは、この度の地震で甚大な被害を受けた地域のひとつである熊本県上益城郡益城町において、緊急支援活動を実施することを決定いたしました。
同町にある児童養護施設「広安愛児園」は、避難所に指定され、入所者と近隣住民およそ200名が避難生活を送っています。現在、町の職員も派遣され支援にあたり、炊き出しのボランティアも受け入れています。しかし、今後、避難の長期化が予想される中で、安定的に被災者の食べ物を提供することは最優先の課題であり、その役割を担う団体が強く求められています。
わかちあいプロジェクトは、関係諸団体と連携を図りながら、広安愛児園における炊き出し活動を継続的に実施してまいります。この活動に賛同し支えてくださる方へ、緊急支援募金のご協力を呼びかけしています。皆さまのあたたかいご支援・ご協力を宜しくお願いいたします。

【支援期間】
第一期 2016年4月22日~7月31日

【募金の使途】
・広安愛児園における炊き出し支援活動:食材の購入、調理道具の設置、
調理するためのプレハブの設置、専任スタッフの配置など
・その他状況の変化に応じて求められる熊本地震の被災地支援活動

【募金受付先】
①銀行振込
三井住友銀行 錦糸町支店 普通 7468580
口座名義:一般社団法人 わかちあいプロジェクト
※領収書の発行が必要な場合は、別途事務局までご連絡ください

②    郵便振替
00120-4-386390
口座名義:一般社団法人わかちあいプロジェクト募金
※通信欄に「熊本地震支援」とお書きください

③    オンライン募金(クレジットカード決済)
わかちあいプロジェクトのオンラインショップ募金ページより受付しています。
URL: http://wakachiai.shop-pro.jp/

支援活動の状況や詳細については、わかちあいプロジェクトのブログやFacebookで随時報告してまいります。
ぜひ応援宜しくお願いいたします!
ブログ:    http://www.wakachiai.com/tag/熊本地震/
Facebook: https://www.facebook.com/wakachiai/

【問い合わせ先】
一般社団法人 わかちあいプロジェクト
〒135-0001 東京都江東区毛利2-2-8 誠和ビル
TEL: 03-3634-7809(受付時間:9:30~18:30(土・日・祝日を除く))

益城町小中7校、来月9日に再開

毎日新聞  2016年4月28日

益城町は27日、休校している町内の5小学校と2中学校の計全7校を5月9日午後をめどに再開する方針を示した。29日に正式に再開日を決める。小学校3校の教室に避難している住民計約550人は、町総合体育館などへ移すことを想定している。【比嘉洋】

2週間 避難「終わり見えぬ」7割 健康悪化4割 100人調査

毎日新聞2016年4月28日

熊本地震発生から28日で2週間になるのに合わせて、住宅に被害を受けた避難者100人に毎日新聞がアンケートをしたところ、71人は避難生活が終わるめどが立たない状態であることが分かった。避難を終えるために42人が住まいの確保を、3分の1が長引く地震活動の終息を条件に挙げた。半数近くは被災後に健康が悪化したとも回答した。【まとめ・平川昌範、佐野格】
アンケートは21〜26日、熊本県内の避難所などで被害の大きかった益城(ましき)町の38人▽西原村21人▽熊本市14人▽南阿蘇村11人▽大津町8人▽阿蘇市4人▽宇城(うき)市4人−−に聞いた。年齢は23〜86歳で、男性55人と女性45人。
自宅の被害状況は、25人が全壊▽52人は住むのに修復が必要▽21人は損傷があるが居住可▽残る2人は住めるかどうか不明−−と答えた。
避難生活を終えられる時期を「1週間以内」と答えたのは15人のみ。「1カ月以内」でも14人にとどまり、残りはめどが立っていないとした。避難生活を終える条件(複数回答)では、自宅の損傷が激しかった人を中心に42人が仮設住宅を含めた新たな住居の確保と答えた。35人は余震が収まることを、12人は自宅の片付けの完了を条件とした。
現在の生活に必要なものでは、益城町などで断水が続いていることを背景に15人が生活用水、10人が風呂・シャワー、6人がトイレと答えた。食料は「足りている」という声が多いが、避難所生活や車中泊が続いており、6人がゆっくり寝られる環境を、5人がプライバシーの確保を求めた。
生活再建に必要な物としては「年金暮らしで、家の修復費を払えないかもしれない」(大津町の72歳女性)というように住宅の修理や当面の生活費としてお金を必要とする人が22人いた。「情報が欲しい。住宅の修理を誰に頼んでいいのかも、どう手続きすればいいのかも分からない」(西原村の34歳女性)といった声もあった。
すでに現在の住所地から「転居する」と決めているのは11人にのぼる。24人は「残りたいが、(地震が)怖いという思いもある」(南阿蘇村の72歳女性)など、転居を検討しているとした。残り65人は「転居しない」と答えた。
一方、避難中の健康については44人が「悪化した」と回答した。症状は風邪や体の痛み、頭痛、吐き気など多岐にわたる。精神面の不調を訴える人も10人おり、益城町で自宅車庫に避難する西田雅子さん(75)は「身近な人が亡くなったり、揺れたりする精神的ショックが大きい」と明かし、同町の総合体育館に避難する永木美江子さん(49)も「これから先のことを考えると精神的に疲れる。まずは安心して寝られる場所が必要だ」と話した。
被災者の生活再建の状況を継続的に把握するため、100人を対象に今後もアンケートを実施する。

益城町の避難所、無料シャトルバス運行

くまにちコム  2016年4月27日

益城町は27日、町内の避難所と熊本市東区の健軍町電停前までを往復する無料シャトルバスの運行を始めた。一部バス路線が運休しており、避難者の利便性を上げようと、地元の熊交観光バスと契約した。5月31日まで。
町総合体育館と阿蘇熊本空港ホテルエミナース発の2路線で、それぞれ一日3便。町総合体育館発は町保健福祉センター、エミナース発はグランメッセ熊本と広安愛児園をそれぞれ経由し、いずれも温泉施設「一休」に立ち寄る。
町保健福祉センターから乗車した同町惣領の松下長子さん(77)は「足が悪く、避難所の風呂は湯船が高くて利用しづらかった。家族に頼らず、自分だけで温泉に行けるようになった。ありがたい」と話していた。

地震支援 宮若で豚汁炊き出し準備 トラック2台で直方から物資搬送 /福岡

毎日新聞2016年4月27日

宮若市と市議会は27日、熊本地震で大きな被害を受けた熊本県益城町の避難所で豚汁の炊き出しをする。26日は職員14人が市中央公民館で野菜を刻んで下準備をした。
避難所には高齢者が多く「温かくて野菜が多いものを」という現地の要望に基づき、職員互助会から費用を出して、ジャガイモ5キロ▽サツマイモ13キロ▽ニンジン3キロ▽ネギ7キロ▽豚肉15キロ−−などを購入。現地ですぐに調理できるよう、高齢者向けに食材をやや小さめにカットした。
27日朝、市職員と議員ら24人が出発。益城町の児童養護施設「広安愛児園」で、夕食用に豚汁250人分を作る。また、議会関係者は、市内のお好み焼き店「はる」の協力を得て、同町の益城幼稚園でお好み焼き200食を焼き、同幼稚園と御船町の高木小学校の子供や避難者に振る舞う。食材は議会互助会費で購入、鉄板などは市民有志が提供するという。川口誠副議長は「少しでもお手伝いすることが務めと思う」と話した。

直方市は26日、市民から受け付けた支援物資を3トントラック2台で熊本市に搬送した。21日に続く第2弾で、ペットボトルの水(500ミリリットル)1595本▽カップ麺960食▽紙おむつ(大人用、子供用)9601枚−−など。物資の受け付けは25日で締め切った。【武内靖広】