熊本地震で休校の62校が再開 制服失った生徒も

朝日新聞 2016年5月9日

一連の地震で大きな被害を受けた熊本県益城(ましき)町などで9日、休校していた小中学校62校が再開した。損壊などで校舎が使えずに別の学校を間借りする例もあるが、11日までに県内すべての公立学校が授業を始める見通しだ。
県教委などによると、9日に授業を始めたのは小学校43校と中学校19校。南阿蘇村と益城、大津、嘉島、甲佐の各町では全校で一斉に再開した。一部の学校で授業を始めていた阿蘇市と御船町では残る学校が再開し、熊本市でも再開の動きが広がった。
10日には、熊本市の小学校59校と中学校18校、市立高2校に加え、県立高校17校と特別支援学校11校、宇土市の県立中学校が再開予定。西原村の小学校2校と中学校1校が11日に予定通り始まれば、県内の公立学校の休校は解消される。
校舎が損壊した益城町立木山中学校の生徒らは9日朝、避難所からの送迎バスなどで益城中央小学校に登校した。地震で制服を失い、ジャージーや私服で登校する生徒もいた。1年の男子生徒(12)は「久しぶりに友達に会えて本当にうれしい。部活もまだ決めていないので、これから決めたい」と話した。

平成28年熊本地震 災害情報 益城町

小中学校の再開について 最終更新日[2016年5月5日]

5月9日(月)から町立小中学校が再開します。
登下校時間につきましては、以下のとおりです。

5月9日(月)
登校:午後2時  下校:午後4時
※木山中学校(当分の間、益城中央小学校を使用するため)
登校:午前9時  下校:午前11時

5月10日(火)~13日(金)
登校:午前9時  下校:午前11時
※木山中学校
登校:午後2時  下校:午後4時

5月16日(月)以降の登下校時間につきましては、後日お知らせします。
なお、町内での車両の運行に際しましては、小中学生の登下校に十分配慮いただきますようお願いします。

平成28年熊本地震 損壊家屋の解体撤去について 最終更新日[2016年5月5日]

平成28年5月3日、環境省から、全壊家屋と半壊家屋の解体・撤去を補助する方針が示されました。
細やかな要件や具体的な手続き等については、今後検討され、お知らせしていくこととなりますので、しばらくお待ちください。
(ご注意いただきたい点)
損壊家屋の解体を国の補助対象とするには、最低限、次の要件をすべて満たすことが必要です。
① 町が主体となる解体であること。
→住民が解体業者等に発注された場合(住民自身が解体された場合を含む)の取扱については、国と調整中です。
② 町から「り災証明書」が発行されており、被災の程度が半壊以上であること。
→り災証明書がない場合や、一部の損壊にとどまる場合には対象となりません。
③ 家屋の所有者が、町による解体に同意していること。
→解体後の新築費や、被災した建物の修繕・リフォームの費用は対象となりません(所有者の負担となります)。