明日、ママがいない : 第2話の視聴率は13.5%

MANTANWEB 2014年01月23日

人気子役の芦田愛菜ちゃん(9)が主演する連続ドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系)の第2話が22日放送され、番組平均視聴率は13.5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。同ドラマは児童養護施設が舞台で、「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する慈恵病院(熊本市)が放送中止を求めるなど、内容をめぐり賛否両論を巻き起こしていた。
同ドラマは、赤ちゃんポストに預けられた設定の主人公が「ポスト」のあだ名で呼ばれる場面もあることから、慈恵病院が放送中止を求めたほか、全国児童養護施設協議会などが同局に内容の改善を求めている。同ドラマには激しい批判が寄せられている一方、愛菜ちゃんをはじめ鈴木梨央ちゃんら子役たちの“大人顔負け”の演技を絶賛する声も上がっている。
ドラマは、さまざまな理由で親と離れ離れになった子供たちが児童養護施設の厳しい規則や世間からの冷たい視線にめげることなく、たくましく生きていく姿を描く。
第2話では、児童養護施設「コガモの家」の子供たちは佐々木(三上博史さん)から、新しい里親候補の資料を見せられ、ドンキ(梨央ちゃん)とパチ(五十嵐陽向君)は里親候補のもとへ“お試し”に行くことになる。パチと母子のように接してきたポスト(愛菜ちゃん)は戸惑いを感じるが、パチの幸せを願い送り出そうとする……という展開だった。毎週水曜午後10時放送。

スポンサー3社がCM見合わせ 日テレ系ドラマ「明日、ママがいない」

MSN産経ニュース 2014年1月23日

児童養護施設を舞台にした日本テレビ系の連続ドラマ「明日、ママがいない」の番組スポンサー3社が22日放送の第2話でCM放送を見合わせたことが23日、分かった。
ドラマをめぐっては「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する慈恵病院(熊本市)や全国児童養護施設協議会が「養護施設の子どもや職員への誤解や偏見を与えかねない」として放送の中止や内容改善を求めている。
CMを見合わせたのはエバラ食品工業とJX日鉱日石エネルギー、キユーピーで、ACジャパン(旧公共広告機構)の公共CMに差し替えた。各社とも「視聴者や関係者の意見を考慮し、総合的に判断した」としている。
一方、花王や日清食品など5社はCMを放送したが、通常オープニング後に紹介されるテロップでの社名表示はなかった。
ビデオリサーチによると、第2話の視聴率は関東地区では13・5%で第1話から0・5ポイント下がり、関西地区では13・9%で1ポイント上昇した。

「明日ママ」2話でスポンサー消えた

nikkansports.com 2014年1月23日

日本テレビ系ドラマ「明日、ママがいない」(水曜午後10時)のスポンサー、JX日鉱日石エネルギー(ブランド名エネオス)とキユーピーは、22日に放送された第2話で、CMの提供をしなかった。放送前、JX日鉱日石は「視聴者からのご意見をふまえ、CMの放送は控えさせていただきます」とコメント。キユーピーも前日、提供社名を外すことを協議しているとしていた。
この日の第2話放送では、ACジャパン(旧公共広告機構)のCMが3回流れた。ACジャパンはテレビ、新聞など各社の会費でCMを作り、無料で提供している。スポンサーがCMを自粛した時など、空き枠を埋めるために使われる。
芦田愛菜(9)主演同作は児童養護施設が舞台。これまで施設関係者を傷つける恐れがあるなどとして、「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する熊本市の慈恵病院のほか全国児童養護施設協議会、全国里親会が放送中止や表現の改善を求めている。慈恵病院は22日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会に審議を求める申立書を送付した。またこの日、熊本市の幸山政史市長は会見で「過激な描写や演出、現実離れした表現が多く誤解を与えかねない。局は、施設当事者の声を真摯(しんし)に受け止めてほしい」と述べ、改善を求めた。