ボランティア希望の方は、このページの下記からお問い合わせ下さい。
ボランティア活動について
さて、昔々の「ボランティア」は「奉仕の精神」と言う精神的な部分を重視していたと思いますが、阪神大震災(1995年)以降は、「自分の能力を提供しよう」との方向へ移行してきているような印象を受けます。
阪神大震災時、若者たちが阪神地区に駆けつけ、自分のできることを探し、兎にも角にも体を動かしていました。その若者たちの姿を見て感じたのが、「奉仕」ではなく「自分の力を使おう」との純粋な想いでした。
NPO団体についても、活動の初めから順風満帆にスタートするわけではないでしょう。たくさんたくさん啓発活動を行って、少しずつ認められていっているのです。
児童虐待やDVなど負の状況が社会の課題として浮き彫りになってきている昨今、制度的にも少しずつ進化をしていますが、制度は社会の動きになかなか追いつかないものです。
そこで、即戦力として課題に向かえるのは「ボランティア」ではないでしょうか。次第に混沌化していく日本社会、それを正常化に向けていくのは、他ならぬ「ボランティア」の純粋な力でしょうね。
インターネットで検索すれば、児童関係の福祉施設が幾つかヒットすると思います。児童関係の福祉施設は、児童養護施設だけではなく、乳児院や知的障害児、身体障害児等もありますので、近所の児童福祉施設をお探しになられる事をお薦めいたします。
ボランティア活動を希望される方は、最低限、下記内容をお伝え下さい。
①ご氏名と性別又は団体名
*問い合わせで知り得た個人情報については守秘義務の対象といたします。
②ボランティアをしたい動機
③子どもたちに提供できる自分の能力
④活動可能な曜日や時間帯
⑤当園へのアクセス
◆電車・バスを経由しない徒歩
◆電車・バスを経由する徒歩
◆自家用車
◆その他( )
自分の能力を生かすことの出来るボランティア活動を募集していますか?
有意義なボランティア活動のために
ボランティアを東洋的に表現すると「自願奉仕」と言うことになるでしょう。自ら願って奉仕する。更に付け加えると、自分の能力を無償で提供すると言うことになります。
さて、社会福祉施設がボランティアの方を受け入れるのに次の三大要因が挙げられます。
①子どもたちの対人関係の拡がりの為。
②社会福祉の啓発の為。
③社会福祉従事者の発掘と育成の為。
児童養護施設の子ども達は、比較的社会性が乏しく、極めて行動範囲の狭いパターンが見られます。そんな中、職員でも家族でもない、いつもと違う人が関わる中で、新しいふれあいや、新しい情報を子ども達は、享受することができます。
社会福祉、特に児童福祉施設は、社会的な認知度が低く、その認知度を高めていくことは、社会福祉施設の義務でもあります。また、啓発を進めていく中で、この仕事をやりたいとの人材を発掘できるパターンもあり、その様な方の育成のお手伝いも、役割の一つと捉えています。
ボランティア活動を有意義にしていくために、次のことに関してご注意ください。
①所持品の管理は、自己の責任で行ってください。
②言葉づかいについては、相手の人格を軽視することのないようご配慮ください。
③子どもとの個別連絡や休日の約束については、実行する前に職員に助言を求めるようにお願いします。
④ご自分のプライベート情報(住所・電話番号等)は、極力伝えないようにしてください。
⑤子どもとの物品等の貸し借り、貸与、金品の授受は、控えてください。
⑥活動日に関しての打ち合わせを担当者と行うようにしてください。
⑦ボランティア活動中知り得た、子どものプライバシー情報に関しましては、決して、外部に洩らさないようご協力をお願いいたします。(専門用語では、守秘義務の厳守と表現します。)
要望としては、細く長く、つまり定期性を持って活動していただくことを望みます。皆様方の趣味や特技、知識、技能などなどの能力をぜひ、子どもたちに存分に提供してください。皆様、お一人お一人の力が福祉の向上に繋がり、結果、子どもたちの利益に繋がっていきます。
ボランティア活動者の年齢について
当園児童と同じ学齢のボランティア活動は、原則としてお受け入れしていません。具体的には、高校生以下になります。
趣旨ご理解の上、中学生・高校生のボランティア申し込みはご遠慮くださいね。