「ファティマの聖母少年の町」の創立30周年を記念して作成されたアルバムの一部を抜粋しています。
概要
目的:
第二次世界大戦後の混乱期に、主に白人や黒人の兵士と日本人女性の間に生まれた混血の少年たちを保護し、養育するために設立された施設の30周年を記念するものです 。
名称:
場所:
神奈川県大和市
主な内容
祝辞:
横浜司教ステファノ濱尾文郎氏とルカ荒井勝三郎司教からの30周年に寄せる祝辞が記されています 。濱尾氏は、民族の偏見を越えた人類の兄弟的つながりの重要性を説き、卒園生への期待を述べています 。
歴史:
1954年に児童養護施設 聖母愛児園の分園として設立されました 。
初代園長はブラザー・ラウル氏で、その後も複数の園長が引き継いできました 。
ローマ教皇やアメリカのカトリック教会関係者からの援助を受けて設立されました 。
設立当初は、地域社会からの偏見や反対もあり、子供たちの通学問題など多くの困難がありました 。地元の小学校に通えず、バスで別の学校に通ったり、施設内に特別学級が設けられたりした時期もありました 。
写真:
園の子供たちの集合写真や生活の様子(食事、散髪、クリスマスパーティー、野球など)が多数掲載されています 。
・施設の建設風景や式典の様子、職員や支援者の写真も見られます 。
・卒園生のその後の姿を写した写真や、同窓会の様子なども含まれています。
・このアルバムは、戦後の困難な時代に設立された児童養護施設の歩みと、そこで育った子供たちの姿、そして彼らを支えた人々の思いを記録した貴重な資料と言えます。