当サイトのいくつかの重要な価値(存在価値)

1. 貴重な歴史的記録としての価値

当サイトは、「聖母愛児園」とその分園「ファチマの聖母少年の町」が、終戦直後の混乱期にどのような活動をしていたかを詳細に記録しています。特に、焼け跡となった横浜で戦争孤児や、当時は強い社会的偏見にさらされていた「混血児」と呼ばれた子どもたちを保護し、育てた具体的な歩みが記されています。これは、戦後日本の社会史や福祉史を研究する上で、現場の実情を伝える貴重な一次資料と言えます。

2. 社会的課題を伝える証言としての価値

戦後の日本において、GIベビーなど外国にルーツを持つ子どもたちが直面した困難や差別は、必ずしも大きく語られてこなかった歴史の一側面です。このサイトは、聖母愛児園がそうした子どもたちを聖母会(カトリック)の精神に基づき、積極的に受け入れてきた事実を伝えています。これにより、忘れ去られがちな社会的課題に光を当て、後世に伝えるという重要な役割を果たしています。

3. 人道的活動の記録としての価値

食糧難をはじめ、あらゆる物資が不足する極限の状況下で、子どもたちの命と生活を守るために尽力した人々の存在を伝えています。子どもたちを海外の養親に託す国際養子縁組にも貢献したことなど、その活動は人道的な観点から非常に価値のある記録です。

4. 教育的価値

戦後の歴史や福祉のあり方、地域の歴史(横浜市)などを学ぶ人々にとって、具体的な事例を通して理解を深めることができる教育的な価値も持っています。

総じて、このサイトは単なる一施設の歴史を綴ったものではなく、戦後日本の復興期における社会の断面、福祉の実践、そして人々の良心的な活動を伝える、重要で価値のあるドキュメントであると言えます。

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備考

・当サイト写真の一部は、横浜都市発展記念館にご寄贈されたものも含みます。
・当サイト文章の一部は、AIによって生成されたものも含みます。
・Wikipedia「聖母愛児園」「ファチマの聖母少年の町」に一部を脚注として使用しています。

参考:「孤児院」と言う単語について

 昨今のマスコミも、孤児院は、使用せず児童養護施設と表記するようになりました。
 ただし、一部報道機関が養護施設と表記する場合もあります。
 それはそれとして、問合せ等で、孤児院と表現する方はいなくなりましたが、この児童養護施設と孤児院の関係性について、簡潔にまとめました。

1887年に石井十次により設立された岡山孤児院の孤児院と言う名称が後に採用されました。
1932年の救護法第6条に孤児院と法令で定められた用語です。
1945年9月2日終戦、日本の降伏調印式による調印で完全に戦争は終結しました。
*日本では、8月15日、ポツダム宣言(降伏要求の最終宣言)受託を玉音放送で天皇自らが軍人に伝えた日を終戦記念日としています。
*13.我々は日本政府が全日本軍の即時無条件降伏を宣言し、またその行動について日本政府が十分に保障することを求める。これ以外の選択肢は迅速且つ完全なる壊滅があるのみである。
1946年10月1日救護法は失効
1946年10月1日から1948年12月31日においては、法令で定められた名称はないことになります。
1947年の児童福祉法の制定(1948年施行)に伴い、孤児院という名称を養護施設に改称。
1968年から1971年に連載された梶原一騎原作のタイガーマスク(漫画)で孤児院と表現されました。
*戦前ではなく戦後が舞台なので本来は養護施設と表現すべきであった。
1997年の児童福祉法の改正(1998年施行)に伴い、名称を児童養護施設に改称。

 英和・和英辞典等において、「孤児院」と表記されていましたが、Google 翻訳では、「Child Care Institution」を「児童養護施設」と翻訳しています。
 「children's nursing home」や「children's home」を「児童養護施設」と訳すなど、昨今は、「孤児院」と言う表記は殆どなくなりました。
2025年現在