社会福祉法人キリスト教児童福祉会が運営する聖母愛児園の地域小規模児童養護施設のひとつが「本郷ホーム」です。
概要
運営主体:
社会福祉法人 キリスト教児童福祉会
所在地:
聖母愛児園の本園(横浜市中区山手町68)の隣町に開設。詳細な住所は未公開。
定員:
6名
特徴・サービス内容
家庭的な養育環境:
地域小規模児童養護施設の形態として、地域の民間住宅などを活用し、より家庭に近い雰囲気で子どもたちが生活できるように配慮。
少人数での生活:
6名の子どもたちが、担当職員と共に生活を送ります。職員と子どもたちが、まるで家族のように暮らすことを目指しています。
自立支援:
家庭的な環境の中で、子どもたちの心身の健やかな成長と自立を支援しています。献立作りから買い物、調理まで、職員と子どもたちが協力して行うなど、家庭生活と同様の経験を積む機会が提供されています。
地域との交流:
地域に開かれた施設であり、地域との交流も大切にしています。
支援体制:
保育士、児童指導員、心理療法士、管理栄養士、調理員、事務員などの職員が、子どもたちの生活全般をサポートしています。
本郷ホームは、児童相談所を通して、様々な事情により家族と一緒に暮らせない子どもたちが、安心できる家庭的な環境で生活し、自立に向けた支援を受けられる場所です。
地域小規模児童養護施設 本郷ホーム 沿革
平成12年(2000)年 社会福祉法人 聖母会より、社会福祉法人 キリスト教児童福祉会へ、児童養護施設 聖母愛児園の土地及び運営を移管したいとの申し出があり、その準備のため、キリスト教児童福祉会理事長 森勉が、理事長を降板し、聖母愛児園施設長に平成13(2001)年4月1日就任するとの取り決めがなされた。
平成13(2001)年1月15日 借家の賃貸開始
平成13(2001)年4月1日 本郷ホーム開始
平成13(2001)年度児童養護施設分園型自活訓練事業実施申請書 平成13年4月3日付
平成13(2001)年4月1日 児童養護施設分園型自活訓練事業の実施施設の指定 平成13年6月8日付
平成14(2002)年度地域小規模児童養護施設指定申請書 平成14年4月1日付
平成14(2002)年10月1日 地域小規模児童養護施設の指定 平成14年9月19日付
平成14(2002)年度地域小規模児童養護施設に係る保護単価 平成14年4月分から適用
平成17(2005)年10月1日 社会福祉法人 聖母会から社会福祉法人 キリスト教児童福祉会へ移管
平成25(2013)年10月2日 別借家 借家建替のため
平成26(2014)年7月1日 元の借家へ戻る
カトリック系の聖母会から、プロテスタント(ルーテル)系のキリスト教児童福祉会へ財産移管するという歴史上稀な話しが進むことにより、人事異動が生じ、理事長が降板し施設長就任とともに、地域小規模児童養護施設に従事中の職員を人事異動することになり、当時の聖母愛児園施設長が、その受入のため、地域小規模児童養護施設より申請が通りやすい児童養護施設分園型自活訓練事業の申請を進めた。同時に賃貸住宅の準備も進めた。
平成13年4月に新施設長就任とともに児童養護施設分園型自活訓練事業として本郷ホームを開設した。4月時点では、まだ、指定は受けていない状況であったが、6月時点で正式に指定を受ける。
児童養護施設分園型自活訓練事業は、地域小規模児童養護施設に向けての前段階であり、翌年の平成14年に地域小規模児童養護施設の申請を行う。指定を受けたのは、同年の10月からではあるが、措置費等の補助金は、同年4月に遡ってからの支給となった。
平成17年10月に法人移管が完了した。
賃貸住宅による地域小規模児童養護施設の運営であるが、住宅の老朽化により、耐震強度の面で子どもたちの安全を守れていない現状があり、その旨、大家さんに相談したところ、建替の話しが持ち上がった。設計の段階から関わらせていただき、工事中は、別の賃貸住宅と契約を結び仮生活とした。約9ヶ月後、竣工となり、建て替え後の賃貸住宅を利用、現在に至る。