ロゴのコンセプト
水のように清らかな心
空のように広い心
角のない丸い心
そんな子どもたちに育ってほしい
染みのない純白の帯
やさしい心の帯と
厳しい心の帯が交わり
子どもたちを包みたい
十字架:
ロゴの全体的な形は十字架をかたどっており、イエス・キリストの愛と、その教えに基づいていることを示しています。
全体の円形:
全体を包む円は、家庭的な温かい雰囲気を大切にする園の姿勢を表しています。
このロゴは、キリストの愛の精神に基づき、子どもたち一人ひとりが神様から愛されている大切な存在であることを伝え、家庭的な温かい雰囲気の中で心身ともに健やかに成長してほしいという願いが込められています。
マイノリティの意識
社会の最小の構成が「家庭・家族」とすれば、人として最初に所属意識を持つのは「家庭・家族」ですが、児童養護施設の子どもたちの場合、本来の所属意識を持つ場所から離されてきています。児童養護施設にいる自分を「ここは、自分がいるべき場所だ」と意識できる子どもは、おそらく稀であり、殆どの子どもたちは「なんで、ここにいなければいけないんだ」と所属意識を持てない子どもたちです。所属意識が持てなければ、そこにいる大人が何を言おうと「どうして、あなたを信じなければいけないんだ」と否定的になりますが、それは、大人の側からは「反抗」と写ることでしょう。
児童養護施設から旅立った子どもたちの中には、二度と姿を現すことがない人もいます。児童養護施設で育った事実をその後の人生で隠し通して生きている人もいます。
このような子どもたちは、児童養護施設にいる自分に「劣等感」を持たざるを得ないのです。「劣等感」が、人格形成に大きく影響することは容易に想像できますが、更にマイノリティの意識も助長されます。
しかし、結果論としては、多くの子どもたちが児童養護施設から巣立っていますが、みんな社会の中で生きています。