熊本地震 熊本市などで週末まで夏日が続く見通し

フジテレビ系(FNN) 2016年5月13日

熊本地震の被災地で12日、最高気温が25度を超える夏日となり、避難所の体育館には、エアコンが設置された。熊本市などでは、週末まで、夏日が続く見通し。
12日の熊本の最高気温は、人吉市で28.4度まで上がるなど、ほとんどの観測地点で、25度を超える夏日となった。
熊本では、現在も、およそ1万700人が避難生活を送っているが、益城町の避難所の体育館に、熱中症防止のためにエアコンが設置された。
熊本市などでは、週末にかけて、夏日が続く見通しで、水分や塩分をこまめに取り、熱中症を防ぐとともに、食中毒にも注意が必要となる。
一方、12日午後5時すぎに、最大震度4の地震があり、4月14日からの震度1以上の地震は、1,400回を超えた。.

日本アハマディア・ムスリム協会

2016年5月12日

4月17日より、広安愛児園益城町,益城町役場第二駐車場そして熊本市内にて行っていた炊き出し活動を、5月11日を持って終了致しました。

児童生徒計33人が町外の学校に転籍

西日本新聞 2016年5月12日

町教育長が会見した主な内容は次の通り。
・16日から小中学校の5時間授業と簡易給食を始める。教科書など学用品がない児童生徒は申請書を提出してもらえば、2、3日でそろえられる。給食のメニューはパンと牛乳にプラスして、カットチーズ、ソーセージ、いりこ、ヨーグルトなどの捕食3品。NGOのセーブ・ザ・チルドレン、ワールドビジョンジャパンの支援を受ける。
・授業時間確保のために夏休みを短縮する方針。郡で歩調をそろえなければならないので、6月の教育長会議で決定したい。
・児童生徒の転出状況(11日現在)について、戻ってくるつもりがない児童生徒は、小中合わせて33人(県外14人、熊本市7人、熊本市以外の県内12人)。戻ってくる意思があるが、体験入学で町外の学校に通っている児童生徒は、小中合わせて98人(県外41人、熊本市9人、熊本市以外の県内47人)。
・1日時点の児童数=2125人、生徒数=963人の計=3088人。学校再開から3日間の欠席者は9日220人、10日243人、11日190人(転籍者、一時転校者含む)。教育長は「たくさん残ってほしいが、こういう状況だから。残念です」と話した。

【熊本地震】益城町で学校再開後の給食支援を実施ー国際NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

産経ニュース 2016年5月12日

熊本地震の被災地で、子どもや保護者の支援活動を続ける子ども支援の国際NGOである公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(理事長:深田宏/専務理事・事務局長:千賀邦夫、本部:東京都千代田区)は、熊本県益城町の公立小中学校全7校で16日から再開される給食への支援を、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパンと協働で実施します。
熊本地震で大きな被害が出た益城町では、9日から授業が再開され、16日より給食を再開する予定ですが、給食センターが被災し復旧の見通しが立っていないため、当面の間、パンと牛乳の簡易給食となります。そうした状況を受け、子どもたちに少しでも栄養価の高い給食を提供し、震災前と同じように給食の楽しさを味わってもらえるよう、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとワールド・ビジョン・ジャパンが簡易給食の費用を支援することで、チーズやゼリーなどの補食メニューも加えられるようになります。
<概要>
【支援内容】パンと牛乳の簡易給食に対するチーズやゼリーなどの補食支援
【対象】熊本県益城町の全公立小中学校(小学校5校、中学校2校、児童生徒約3,100名)
【期間】5月16日~簡易給食終了まで

<セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのこれまでの熊本地震緊急支援活動>
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、地震発生翌日の15日以降、益城町で、子どもたちや保護者へのニーズ調査に基づいた緊急支援を続けています。これまでに7大アレルゲン不使用の離乳食、おしりふき、母乳パット、制汗シート、ぬいぐるみ、おんぶ紐などの支援物資を配布した他、益城町の5ヶ所の避難所(広安小、広安西小、益城中央小、飯野小、阿蘇熊本空港ホテルエミナース)で、子どもが安心・安全に過ごすことのできる「こどもひろば」の活動を実施してきました。5月10日までの「こどもひろば」の利用者は、のべ1972人に上ります。今後は、簡易給食支援のほか、学用品・防災用品の配布など、子どもたちの生活を回復するための活動を行います。

ボランティア減深刻=参加者確保あの手この手―費用軽減、観光セットも・熊本地震

時事通信 2016年5月12日

熊本地震から間もなく1カ月。
熊本県内の被災地で活動するボランティアは大型連休後に激減し、人手不足が深刻だ。関係団体などは、交通手段や宿泊先を確保したツアーを企画したり、観光と組み合わせたりと参加者集めに工夫を凝らす。
県社会福祉協議会によると、連休中のピークは1日約3500人のボランティアが詰め掛け、受け入れを中止した場所もあった。しかし、9日は800人余りしか集まらず、作業に支障が出た。
熊本までの旅費や宿泊先確保もハードルになるため、日本財団学生ボランティアセンター(東京)は定額の学生向けツアーを企画。「東日本大震災の恩返し」の声が上がった東北からは仙台発着で1人7000円、福岡発着は1人1000円で現地まで送迎し、宿泊先も用意する。5月下旬~6月下旬に4回、計120人を募集予定だ。担当者は「学生が個人で行くのは難しい。現地のニーズと学生の思いをつなげたい」と話した。
一方、阿蘇市や南阿蘇村で活動するNPO法人「ユナイテッド・アース」(神戸市)は、温泉や語り部による震災学習など観光要素を織り込んだボランティアを企画した。参加者は被害を受けた水田の復旧や農作業の手伝いをした後、阿蘇市内の温泉旅館に宿泊。そこで被災者の体験談を聞くという。
地元商店街での買い物や宴会など楽しむ要素を加えて参加を募り、観光面でも貢献する狙い。6月には1000人規模で田植えをし、その後屋台や音楽ライブなどを楽しむイベントを開く予定だ。