熊本・益城町 2000人近い住民が避難

NHKニュース 4月15日3時09分

震度7の揺れを観測した熊本県益城町では午前3時現在、町内の施設や屋外などに2000人近い住民が避難しています。
このうち保健福祉センターにはおよそ900人が避難しているということです。けがをしている人もいて、医師の治療を受けているほか、廊下にも避難者があふれている状態だということです。毛布と飲料水は配付されているということです。また、総合体育館には、およそ400人の住民が避難しています。しかし、体育館の天井や照明の一部が落下しているため、およそ100人は被害がなかった武道場の中にいますが、残りの300人は屋外の競技場にとどまっているということです。町役場から30枚程度の毛布や水などが届きましたが、いずれも不足している状態だということです。水道が流れないため、簡易トイレも必要だということです。
近くにある町民グラウンドにもおよそ50人が避難しているということです。
このほか、広安小学校にはおよそ200人が避難していますが、停電していて、住民はグランドなどに集まっています。
児童養護施設の広安愛児園には、入所者と住民およそ200人が避難しているということです。
広安西小学校には体育館とグラウンドに止めた車の中などに100人を超える住民が避難しているということです。飲料水や食料、それに毛布が不足しているということです。
益城町公民館福田分館にはおよそ10人が避難しているということです。
益城町役場の駐車場には、正確な人数は分からないものの多くの人が避難してきています。
また、宮園地区では近くの河川敷に食料や毛布などを持ち寄って過ごしている住民もいるということです。

熊本県で震度7

テレビ朝日報道特別番組 2016年4月15日放送 1:56 – 2:21

熊本・益城町で発生した震度7の地震速報。熊本市、益城町では3300人が避難。益城町の避難所は益城町役場、グランメッセ熊本、健康福祉センターハピネス、益城町公民館、広安小学校。回送の九州新幹線が脱線、けが人などはいない。
地震の取材中、益城町や宇城市で最大震度6強が発生、益城町の避難所は17ヶ所を開設し、約1800人が避難。避難所は保健福祉センターや益城町公民館などで児童養護施設・ひろやす愛児園には100人以上が避難しているが、物資が足りていない。住職の人はろうそくやお墓がめちゃくちゃになり体が起き上がるような揺れと当時の様子を語った。東区では水道管が破裂し震源に近い嘉島町でも水道管が破裂、町内のほとんどが停電している。益城町では住宅の倒壊が20件以上、けが人が12人、死亡2人、心肺停止1人などの被害となり、南九州自動車道は全面通行止め、九州新幹線は運転見合わせ。河野防災担当大臣はまだまだ被害状況が増える恐れがあるとコメント。