聖母愛児園の特徴
○不登校支援
・近年日本全国で不登校児童が約35万人いると言われています。児童養護施設においても不登校児童が増えてきているのが現状です。家庭にいるときに様々な事情で学校に行くことができなかった児童や施設入所前の学校へ通えない期間を過ごして施設入所してきます。入所し慣れない「施設」「人」「学校」を子ども達は一生懸命頑張りますが、様々な限界が来た時に学校へ行きたくても行けない。不登校になってしまいます。
・今後聖母愛児園では不登校支援に力を入れていき、様々なニーズに合わせた支援をしていきます。
○アフターケア
・児童養護施設では退所児童に対してアフターケアをしなければなりません。しかし、地域や施設によってバラつきがあるのは現状です。退所児童にとって身近な大人は施設職員でありなにかあった際には来園や連絡が来ます。現代の社会で自立し生活していくことは18歳の子ども達にとっては大きな壁です。そのような子ども達に対し職員から連絡を取り繋がりを持ち続けられるように努めています。
・園内では自立サポート委員会を設置し退所後支援に力を入れています。
○食育
・栄養計算、食材の買い出し、調理のプロセス等に可能な限り、子どもたちが体験できるよう工夫をしています。
・幼い子供たちは初めてみる食べ物の色や味・香りに興味を持ち、食事の時間には箸の持ち方や食事中のマナーを教わります。
・また、年間の行事の時は四季折々の味覚を楽しみながら、日本の文化や伝統を学びます。
