聖母愛児園には自転車係という、パンクや部品交換等を担当する係があります。
自転車のパンク、ブレーワイヤー交換、防犯登録、時には鍵を紛失したロックの解除など「自転車」と名の付くことであれば24時間、お呼びとあれば火の中水の中、どんなところでも駆けつけます。
この日は大切に乗り続けている自転車のパンク修理をしました。
自転車店に持って行って直すときもあれば、直せるときは係で部品を買って直すことも。自転車店で直せば早いのですが、子ども達が困っていることは身近な大人が応えてあげたいですし、直った自転車で颯爽と走り去っていく子を見ると「ムフフ」とだらしのない笑顔になってしまうほど嬉しくなります。
子ども達にとって、自転車は日常の足であり、なくてはならない生活必需品ですが、自分の筋力を推進力に変え、地球の果てまで行けると思えるほど魅力的な乗り物である自転車は、小さい子どもにとってはもはや「生活必需品」ではなく「マシン」と呼ぶほど、楽しそうにペダルを回しています。
幼い頃、初めて自転車に乗った時の感動を、これからも係は草葉の陰からこっそり見守り、お手伝いしていきます。