こんにちは。
聖母愛児園には、門を入って右手に丁寧に手入れされた花壇があり、園の一番奥には、大きな銀杏や桜が、子ども達を見守るように佇んでいます。
子どもの頃、とても香ばしい香りで鼻が曲がりそうな銀杏の果肉を丁寧に取って実を食べたり、桜は桜餅にしたりといった楽しみがありました。そんな思い出があるため、いつも銀杏と桜を眺めていると食べることしか想像できないのですが、今年はその食欲に拍車をかけるように、新たに実った木があります。
桜や銀杏より控えめに、しかし懸命に存在を主張しているのが、落葉高木のヤマボウシ。先日、畑の整備で土を耕していたところ、鮮やかで目を引く赤い実がヤマボウシの近くに落ちていました。
ヤマボウシの実は、マンゴーや桃のようなネットリとした食感と深い甘みがあり、そのまま食べるのも美味しいですが、数があればジャムや乾燥させたりと、色々なアレンジが可能です。
このブログを書いている私が聖母愛児園に勤めて10年が経ちますが、実を収穫したのは今年が初めて。子ども達に見せてみるととても興味を持って見つめていて、最近映画が好評の人気漫画に出てくる果実にそっくりなので「ほら、◯◯の実だよ」と伝えると、目を輝かせていてました。※あの実じゃないことは訂正しています。
大都会横浜で、自然の恵みと季節を感じられるのは、とても幸せなことだなぁと思います。
都市部では季節は感じにくいけれど、子ども達は少しでも季節の移り変わりを感じられる工夫をしていきたいですね。